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娘が折れてきた
 きのうの夜中に、娘が折れてきました。ケンカした時の娘は「大学卒業して就職したら、未来永劫、母親のわたしとは二度と一緒にくらさない!」と言い放ちましたが、「そうは言ったけど、本当はいつかは一緒に暮らすことを考えている。でも、今は、一人暮らしをしたい」そう言っていました。

 わたしも娘を縛り付けるつもりは無かったけど、ケンカの発端は、父の意見をわたしも納得し、それをわたしが通そうとしたからなんです。今なら仕事をやめたばかりの父の七光りが、孫の就職にも通用するかもしれません。

 娘には公務員になって欲しかったんですが、父には長年の信用が地域にあるから、それを貪欲に利用して就職しなさいという話で、そのためには本宅のある地域にわたしと一緒に暮らすことになります。

 でも、娘には、コネとか、ツテとか、未知の世界です。わたしには地位も名誉もなく、逆にシングルマザーという差別の対象だったし、娘自身も未熟で社会の構造を知らないし、コネとか、ツテとか、無縁の生活を送ってきたので、得をするということがわからないのです。

 友達と作る小さな世界で生きていて、たとえばバイクを買った時も、車を買った時も、中古ですが、娘は友達の意見を尊重して、ろくでもないものを買うんです。車を買う時には、父が使っている車屋さんに良いのを探してもらうという話も出たんです。

 父の顔を潰すような業者はいないので、これまでも知り合いの車を、その業者に頼んで、予算の範囲で巷では手に入らない良いものを探すから、みんな喜んでいます。それなのに、娘は友達の推薦する車の方がいいんだと信じて疑わず、結局は騙されて、今乗っている車に満足できなくなって、就職したら買い換えると言っています。バイクに至っては、1、2万で換える相当のオンボロを、8万で買わされました。

 わたしがちゃんと叱れない親だったから、娘は変に自立心旺盛で、自分の意見を通します。社会に出て、娘自身が、構造を学んで、苦労もしないと、色んなことがわからないのだと諦めていました。だから、わたしは娘の一人暮らしを認めていたんですが、父の意見も一理あるから、一緒に本宅で暮らすよう説得したら、ケンカになりました。

 とにかく娘にとっては1人暮らしが夢なのです。新卒でもらえる給料なんか、たかが知れているのに、家賃を払って、生活もして、経済的に自立できると思っていて、もう親の言うことなんか聞きません。以前から、わたしが年をとってヨボヨボになったら一緒に暮らすと言っていましたが、ケンカになった時には、夢を壊されると思ったのでしょうか、母親なんか要らないという勢いでした。

 ま、それが、いずれはわたしと一緒に暮らすと言ってくれたので嬉しかったです。娘の就職のことを思えば、すぐにでも本宅のある地域に住まないことが心配ですが、わたしの老後は独りぼっちにならなくて済みます。

 もっとも、娘に、わたしの老後に、介護をさせるつもりはなくて、介護が必要になった時には、自分では施設に入る手続きもできないだろうから、娘に手続きをしてもらいたいし、それに80歳を過ぎて自分で運転ができなくなったら、買い物に連れて行ってもらいたかったんです。

 年を取るって、今まで出来ていたことが、ひとつひとつ出来なくなって行くことなんです。若い頃には想像もできないけど、仕事でも、両親を見ても、そういうことが実感としてわかります。そして、老後のひとぼっち程、寂しいものはないです。

 ただ、家族と一緒に暮らしていても、寂しい老人は多いです。過去に家族を大事にしなかった老人は、子供にも愛想を尽かされ、お嫁さんにも嫌々介護され、力が無くなったところで虐待されます。そういうケースを沢山、わたしは目の当たりにしてきました。

 だから、家族がいる方は、今から家族を大事にしましょう。家族がいない方は、今から周りの人に尽くしましょう。一緒に暮らす人がいても、いなくても、心の中にいつも誰かがいることが、寂しさを解消してくれるはずですから。
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